唐突ですが、「ゴッホ」お好きですか?

「ひまわり」とか色々名作・伝説のある画家ですが
(というか、伝説だらけですよね著名な画家って…)
実は、生前に売れた絵は1枚だけ(真贋含め議論中)

しかも、死後も作品はゴッホの美術館や財団が
保有しているため、正確には「本人がモリモリ
絵を売って生活した」ということはないままでした。

***

そんな私は、ゴッホの絵や作品そのものよりも、
ヴィンセント.V.ゴッホ本人が弟テオに送った
書簡、こと「手紙」が大好きなのです。

「え?」「手紙?」絵と並べる??

兄ヴィンセントが、精神の療養も芳しくなく
修道院へ転院する際、その事を伝える手紙。
最初は普通の文字で書かれた手紙ですが、
途中から窓の外に見える星空の絵に
かわってしまうのです。

「テオに、この星空を伝えないと」

…これこそ、文学・音楽・演劇・絵画等々
すべての「芸術」と言われてる源泉だ!
と思ったのです(紙っぺらの手紙ですが)

***

そして、本題です。
この「テオ」という弟さん、そして奥様が
今で言う「学芸員」「画商」「パトロン」…
その他諸々をマルっと引き受けちゃうんです。

ヴィンセント兄からの書簡数などなど、
興味を持たれたら是非調べて頂きたい!
普通だったら「自分はいなくなりました」
レベルです!(←)
ですが…

テオさんとその奥様も、思ったのでしょう。
「兄の絵を、見て貰わなければ」

***

美術展やギャラリーには、作家さんや
展示テーマの説明・図録が充実しています。
でも、ちょっと「お?」と見て下さい。
・作家
・美術館
・自分(閲覧者)
としてだけでなく、もし自分が…

1.目の前に油彩の小さな額に入った絵と、
手紙(絵の説明)、次のご飯代もない作家が
「買って」と言われたら、自分はいくらなら
買ってくれると思うか?
2.ものすごく大きな作品(立体は多いです)を、
維持・保管も含めて集客火と予算で持つか?
3.早く出口に行って、レストランのプリンと
ジュース飲みたい。

(1は画商と作家、2は美術館の保全、3は…
お子さんとか?自分だったり^^)

***

今はコロナ対策を主催・見る側もガッツリ!
ですので、豪華で1度じゃ見切れない展示も
増えましたよね。
視点を変えて何度もリピートしたい!
…そんな野望が今の贅沢妄想です。

「すべての芸術の源泉」、など仰々しく
書いてしまいましたが、ここでの一言や
ブログも、いろいろな立場や見方の方の
「伝えたい」が詰まっていて、
芸術というよりも「人間活動の源泉」
なのかもしれません。

展示会コラボのデザートや、最近は
コンビ二のスイーツも(すごいですよね~)
食べただけ動く!伝えたり日記に残す!
をしていきたい初秋です^^

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