様々な経験をしてきた40代から50代のミドルエイジが、
「人生、このままでいいのかな?」と漠然とした精神的不安に苛まれるようになるミドルエイジ・クライシス

私自身もここ数年、ミドルエイジ・クライシス沼(?)にはまってきた張本人。
インターネットやAIを利用しても、答えどころか、ヒントさえ見つからない…
そんな中出会った、ポジティブ心理学やコーチングでの学びを通じ、徐々に抜け出しつつあります。

僭越ながら前回は、「社会から求められる“あるべき姿”から離れ、私自身が“あるべき姿”を明確にする」ことの必要性について、述べさせていただきました。

「○○の立場なのに、△△してはいけない。」
「私は××だから、□□しなければいけない。」

自分自身に多くを課して、心や体をギリギリと削る毎日。
とはいえ、周囲からの評価というのはミズモノです。

そして、幻想であることに私たちは気付いているのかもしれません。

主語を“他者”ではなく、“自分”に変える。マインドを変える。
自分の価値観をはっきりさせるために、
コーチングでよく用いられる“問い”を前回紹介させていただきました。
※コーチングは、「自分の中に答えがある」が基本理念。誰にアドバイスを受けるわけでもなく、自分の中の答えを掘り起こすというスタンスもコーチングが好きな理由の一つかも。

そして前回に続き、ミドルエイジ・クライシスを抜けるために、重要と感じるマインドセットがもう一つあります。
それは、“今ココ”の社会的な要求に照らして、自分の行動に制限を掛けないことです。

例えば、「副業したいけれど、周囲に知られたら、本業に専念しろ!と言われそうだから、踏み出せない」や、
「夫に子どもを預けたいけれど、子育てや家事は私がやるべきだから」と様々な行動を制限してしまうことって、よくあると思います。

この時に、未来の時間軸を加え、
3年後、5年後、10年後…という長いスパンで捉えてみるという事です。

私たちの世代の“当たり前”は、下の世代にとっての“当たり前”ではありませんよね。
職場でも、年齢が下の子と話をすると、社会的な感覚の違いを常々感じます。
世の中の価値観は、時代とともに変わっていくから、"今ココ"の物差しで、自分を制限しない。

3年後には、本業以外に副業をいくつもかけ持つ、という時代が来るかもしれない。
子どもたちが大きくなる時には、男も女もなく、全員が働いている時代が来るかもしれない。
だから、夫が家事育児に関与する姿を見せるのは意味がある…というように。
 
社会の価値観はいつだって変化する。 
そんなスタンスでいると、やりたいことをやっていい!と、自分を応援しやすくなると感じます。 

是非、コメントお待ちしています!