昨年末。親子3人分の洋服や靴を、リサイクルショップへ持ち込みました。
横長の大きな紙袋3つ分です。提示された査定額は300円ほど。
予想をはるかに下回る金額に、思わず
「これ全部で、ですか?」と、確認してしまいました。
紙袋3つの内訳は
・ユニクロのTシャツ、ボトムなど数着
・ブランド物のパーカー、ポロシャツ、Tシャツ、ニット、ボトムなど数着
・スポーツブランドのサッカーベンチコート
・セミフォーマルの子ども靴、スポーツブランドのスニーカー・サンダル
(いずれも数回履いただけ)
・大好きなDENIM DUNGAREEの子ども服、数着
シーズン物も多く、状態も良好でした。大きな紙袋3つ分で300円……。
相場はそんなところなんでしょうか。
ぼやいていたら、息子から「メルカリにすべし」 と、ご指導受けました。それなー。
残念な査定額になったことへの、トホホな気持ちと。
子ども服に関しては、どれも思い出が詰まっていたので
「もっといい形で見送ることはできなかったかな」
そんな、寂しさと悔しさもやってきて。
なんとも言えない後味でした。
そんなトホホ&モヤモヤ体験がきっかけとなり
「 断捨離 服 寄付 」
という検索ワードを呼び起こし、辿り着いた【古着deワクチン】。
古着deワクチンとは
洋服やバッグなどを専用のキットに入れて送ることで、ラオス政府保険省を通じて、子どもにワクチンを送ることができます。
送った服などは、日本国内のセンターで選別されてから出荷。カンボジアにある直営センターで販売されます。
洋服が1点販売された場合にも、1人分のポリオワクチンが寄付されます。
また、ここまでの「梱包・発送・選別・輸出準備・販売」が、国内外の障がいがある方やストリートチルドレンだった若者の就労支援につながっています。
もともとは、リクルートの通販サービス「eyeco」で2010年に生まれ、場所を変え現在は、日本リユースシステム株式会社が運営しています。
第3回ジャパンSDGsアワード特別賞(SDGsパートナーシップ賞)受賞。
送れるもの、送れないもの
◎送れるもの◎
衣類・靴・バッグ・アクセサリー・服飾小物・帽子
(ハンドメイド、素材、形状問わず全般)
✕送れないもの✕
下着類・服飾雑貨以外のもの・着物・水着・パジャマ など
大きな汚れ、破損があるもの
*詳細はホームページにてご確認ください
専用の回収キットを購入するため、お金がかかります。
それでも選択する価値を感じました。
もう使わないけれど、大事な思い出が詰まっていて手放せなかった服。
手放した先で、新たな役割が生まれたら。そして、誰かに喜んでもらえたならうれしい。
なんだか、ワクワクしました。
発注から回収されるまで
① ネットで専用回収キットを注文
サイズは3タイプあります。
私は、シャツ類なら約120着分入るスタンダード3300円を選びました。
スタンダードサイズの場合、5人分のワクチン寄付になります。他に、
マックス5500円(容量:約180着、 20人分のワクチン寄付)
ミニミニ2750円(容量:約20着、 1人分のワクチン寄付)があります。
② 専用回収キットが届く
専用回収キットは、全国の福祉作業所で制作、梱包されたもの。
この紙袋は破れにくいクラフト紙。2枚重ねで底面も補強してあり、とても丈夫。
③ どんどん詰めていく
途中経過の写真。
説明書のおすすめどおり、詰める作業は玄関で行って正解。この時点ですごく、重い。
今回出したものは
Tシャツ、ワンピース、セーター、パーカー、ボトム、靴。子どものTシャツやボトム、
ポロシャツ、など。大人の服40着、子供服19着、靴5足でした。
年末に出したばかりでしたが、どんどん手放せて あっさり、すんなり、すっきり!
④ 「集荷依頼フォーム」にて、希望日時を入れる
⑤ 依頼した日時に、佐川急便さんが集荷
後日、木更津市にあるセンターに到着したとのメールが届きました。
お送りいただいた衣類等は、これからフィリピン人女性スタッフが中心となって
丁寧に輸出準備を行わせていただいた後に、カンボジアの直営センターを中心に
世界中の必要とされている方の下で大切に有効活用させていただくことをお約束させていただきます。
(メールより一部抜粋)
食器や着物バージョンも
食器や調理器具を片付けて、1キットにつき5人分の給食に生まれ変わる
【キッチンde給食】 もあるんです。
これ、すごくいいなと思っていて。キッチン周りも断捨離するので、利用したいです。
着物や和装小物がアップサイクル生地となって世界中で活かされる
【着物deお針子】もあります。
選択肢のひとつとして。多くの人に知ってもらえたら
断捨離に付加価値が生まれたことで、迷いが減り、サクサク手放せた今回の断捨離。
実は、当初「洋服を必要としている人に、直接届けられる」寄付を探していました。
だから、カンボジアで販売するという形に、いまひとつピンとこなくて。
その後、専用回収キットと一緒に送られてきたパンフレットを読んで
カンボジア直営センターで働くみなさんの言葉に「ああ、そうか……」と。
胸がキュッと締め付けられるような話も。
みなさんの人生が大きく変わったこと。前向きに生きる姿が伝わってきました。
働く環境をつくり支援することで、たくさんの人が活躍できるようになる。
それはきっと、その人にとって半永久的に生きる力になる。
今すぐ必要な物資やワクチンなどの直接的な支援と、自立支援。
どちらも、必要としている人に届くといいな。
わたしも、片付いてスッキリして、すごくうれしい。
この清々しさは、たとえばあの時。リサイクルショップで3000円貰えたとしても
辿り着けなかった、と思う。
喜びの輪が繋がって、どんどん拡がっていくことを願います。



