10年前の8月4日。
風邪を引いて、会社を休んだ。
これがあんなことになるなんて・・・
1週間たっても風邪の症状が治らず、それが2週間、3週間と続き、1カ月たっても治らず。
最初内科で薬を処方してもらっていたが、風邪じゃないかもしれない、と思うようになって、目がおかしいのか?と眼科に行き。
眼科では、目の症状は問題なく、「耳鼻科に行ってみてください。」と言われて、その足で耳鼻科受診。
ここで副鼻腔炎と判明。
抗生物質を処方してもらって、ようやく治る!と思ったのに、全然回復せず。
当時勤務していた会社の社長から紹介してもらって、大学病院に行くも、
「特に問題はありません。」
いったいどーいうこと???
その後、精神科受診を勧められたことで、そこに行くも、
「メンタルではないですね。」
と言われ。
でも、じゃあなんなの?
尋常でない体の痛み。つらさ。
平衡感覚がなくなり、外を歩くことも怖くなった。
脳外科、神経内科、あちこち病院を回った結果、つけられた病名は
身体表現性障害(現在は身体症状症)
要は、心ではなく体に表れるうつ病とのこと。
えぇぇぇぇぇ???
なんで体のうつ病に???
たしか、9月頃からは会社にも行けなくなって、10月には休職扱いになり、傷病手当金で生活してた。
11月に病名がつけられたけれども、体の痛みが治ったわけではなく、会社に行っても早退したり休んだりを繰り返し。
12月には、怪しげな施術を勧められ、ごはんが食べられなくなった。
みるみる痩せていき、生命の危険を感じて、年明け、実家に戻る決意をした。
その年の2月には2週にわたって休日に大雪が降って、家の雪かきに追われる両親を見ていたのだけど、両親も相応に高齢。
あぁ体が痛くて手伝うこともままならない私はどうなるのだろう・・・と途方にくれた。
なんとかしなくちゃ。
なんとか社会復帰して稼がなくては。
そんな思いから、改めて実家を離れて、メンタルクリニックのデイケア通いを始めた。
実は私、社会人になってから心理学を学びに大学に通ったことがある。その時に学んだことをこのデイケアで実際に経験していくことができた。
だから、もしかしたら会社に復帰して通勤できたのかもしれないけど、せっかくの機会なので、デイケア通いを1年続けることにした。
そんなことがあった10年前。
そこから全然違う環境で社会に復帰し、今、充実した会社生活を送っている。
あの時に誓った"第二の人生"のはじまり。
第一の人生は、ネガティブでどん底ばかりだった。
だから、第二の人生は平穏に生きる!
時に若い人たちのキラキラした生活、充実した生き方を見ると、とてもまぶしくてうらやましくなる。
でも、年齢をさかのぼることはできない。今は今。
ありのままの自分を受け入れること。
苦しかった約1年半があるから、第二の人生を送り始めたから、その気持ちを思い返しながら、日々暮らしている現在。
10年目。
第二の人生で10歳。
10代は何があるかなぁ~
2023/08/04 14:38