先日、亡くなられたた伊集院静さん。初めてお目にかかったのは Los Angelesのゴルフクラブ、第1ホールの前でした。 私はちょっと歩みよったところで、結局10メートルほど離れて、きゃああ〜、なんて素敵なロマンスグレー！ と、思いつつも、話かける勇気などまったくなくて。
数年前、日経新聞に素敵な世界のゴルフ場について連載された時は、毎回、「そうそう」とか「おー、なるほど」と呟きながら楽しく読みました。 連載が終わった後に出版された単行本は、もちろんすぐ購入したものの、今日まで再読することもないままでした。これを今、改めて拝読しつつ、ご冥福をお祈りいたします。
世界の名門２２コースを一つ一つ取り上げて。 私も行ったことがあるところだけれど、視点も表現も素晴らしすぎて、全部再訪したくなっちゃいます。ゴルフ、人生変わります。皆様にもおすすめです。
一番カッコいいのは
かっこいいアラカン・ゴルファーのお手本が、私にとっては伊集院さんと渡辺謙さん。 お二人とも、至近距離でお見受けできたラッキーでミーハーな私。ゴルフ大好きでよかった！ ホームクラブで身贔屓もあれど、素敵でした。さりげなく、薫るようなダンディーな雰囲気で。
ある日、渡辺謙さんのすぐ後ろのグループでプレイしていた私たち。珍しく混雑していたこともあり、最終ホールで、せっかちすぎて打った私のショットが、思いのほか勢いよく飛んでしまい、お近くまで転がって行ってしまいました。（私の無礼をお許しください。ごめんなさい。）
反省気味でトボトボとクラブを担いで、いつものようにメンバー駐車場に向かったところ、なんと渡辺氏が、SUVの後ろに腰掛けて、片足を反対の膝に乗せてカッコよく靴を履き替えているところに遭遇。眩しい笑顔と艶やかなバリトンで「今日は、飛んでましたね〜！」と声をかけられちゃった私。え〜ばれてた！？ やだ〜、でも、バレてて嬉しい！（複雑な乙女心）
それはこんなマジックアワーでした。 この先15分も車を飛ばせばマリブビーチ。 私の下手なiPhone写真でもこれだけキレイ。 実際はも〜っと美しいコースです。
大切にしたいもの
あまりのうれしさに、目がハートになり、洒落たお返事の一つもできず、（私のビジネス脳は一体どこへ？）てへへと照れ笑いしかできなかったカッコ悪い私。あ〜なんであの時、ちょっと気の利いた一言でもお返しして、ツーショットなど撮らせていただけていたなら。夕刻の海風爽やかなパーキングロット。まるでユーミンの世界だったのに〜！
ゴルフは打ち直しができない、レジャーだけど厳しく奥深いスポーツ。人生やビジネスにもつながるものがあるから、虜になってしまいます。一打一打と同じように、一期一会も大切にしていきたい！